ドローンをやめました。ドローンを飛ばすリスクとデメリット
[記事公開日]:2019/04/13[最終更新日]:2019/04/18
みなさん!
ドローンを飛ばして楽しんでますか?
この度、私ドローンをやめました。
やめたと言っても、ドローンによる仕事をやめたと言うことです。
ただ、趣味では飛ばそうかとは思います。
今回、やめた理由などについて書いてみたいと思います。
目次
ドローンを飛ばすのをやめた理由
なぜ、ドローンの仕事をやめたのかというと、簡単な話が面倒になった事とリスクが大きいという事です。
これは、私個人が感じる事で、企業でドローンを導入して仕事として使っている人やドローンが好きで、普段でもドローンを飛ばしている人などは少し、違うかもしれません。
その理由などを上げてみたいと思います。
ドローンを飛ばすのに面倒な申請や報告
まず、ドローンを仕事として使用している人は、しっかり許可をもらって飛ばさなければいけません。
既に、勉強されている方も多いと思いますが、住宅密集地や夜間、目視外飛行などに該当する飛行は、国土交通省に許可を取らなければいけません。だいたいの人は包括申請をして許可をもらっていると思いますが、これも3ヶ月ごとに報告する必要があります。意外とこれも面倒。
報告する事自体は、簡単なんですが・・・最近、仕事で飛ばしていない私は、どうも億劫になってしまいました。
許可をもらったからと言って、飛ばせる場所も限られてきますし、近隣への挨拶と許可も必要になってきます。道路上を飛ばすとなると道路使用許可も必要だったり、人の上を飛ばすとなるとその人、一人ひとりの許可も必要。補助も数名つけたり、必要に応じては警察に話をしておいたり、厳密に言うといろいろ必要な事が沢山あります。
住宅密集地でドローンを飛ばすということは、色々とリスクが伴うという事が多くあります。
ドローンを飛ばすリスクとデメリット
ドローンを飛ばすのには、いろいろな作業や報告、許可申請が必要になります。
もちろん、これにリスクやデメリットなども多くあります。
ドローンを飛ばすのには、保険に入らなければいけません。
飛行に伴う被害に関しての保険で、墜落して物損、人身事故そしてカメラもついていますので、撮影に関してのプライバシーの侵害など訴えなどの費用なども含まれます。
まず、上空を飛行するのにあたって、墜落というリスクは避けられません。いつ、どういうトラブルがあるか分かりません。
実際に、私が体験した怖いトラブルについて話たいと思います。
一つは、春時期に桜の撮影でお寺の敷地で撮影を行いました。
離陸前は、特に問題なかったのですが、少し上昇した際に突然、カラスが騒ぎ始めました。丁度、春先で子育てシーズンだったようで、思いっきりドローンに体当たりをしてきました。
何度か避けて、着陸させました。
上空で、トビが襲ってくる事が多くあります。
ただ、子育て中のカラスは他の時の鳥とはまったく違って、ものすごい勢いで襲ってきました。敏速な操作を行わなければ、確実に墜落してたと思います。
2つ目は、室内で練習中にいきなりノーコンになって、操縦出来ずに壁に激突しました。あれが、上空だったらと思うと今でも、ゾッとします。問題は、おそらく電波の干渉か磁気干渉によるものだと思います。
やはり、上空を飛ばしているというリスクは、予想できないトラブルに巻き込まれる可能性があります。
もちろん、墜落した場合は事故につながるというデメリットがあります。ドローンも、壊れて数十万がパーになります。
私が使用しているドローンも、高性能な機能が備わっているDJI製のドローンを使用していますが、それでもリスクがあると言うことは忘れてはいけません。
ドローンを飛ばして撮影する魅力がない
ドローンの映像って、凄いですよね。
ただ、大自然に空高く上空からの映像だったり、高い崖をダイナミックに撮影したり、動物たちを上空から追いかけたり・・・
それは、広い場所で風景を撮影する場合だからです。
ただ、そんな風にドローンをダイナミックに撮影するのは住宅街で無理に近いです。
敷地内でただ上空に上げて撮影するのが精一杯です。
広い敷地があれば、そこを飛び回る事は可能ですが・・・そんな事はめったにありません。
そうなると、あまり動きがなくつまらない映像になってしまいます。
写真に関しても同じで、360°撮影をするくらいであまり期待のできる写真が撮れません。
自由に飛べずに、撮影できないのは私に苦痛でした。
何も面白くないのです。
なので、自然などの撮影なら良いでしょうが、住宅街での撮影を仕事にするのは考えた方が良いかもしれません。
ドローンのメンテナンスや経費が掛かる
ドローンはやはり、機械なのでメンテナスや更新など定期的に行わなくてはいけません。
しかも、年々新しい機種が登場します。
それによって、古い機種は価値が下がってきます。
古い機種でも、飛ばせない事はないですが、仕事によっては最新機種に変更しなければいけない場合もかるかと思いますし、タイミングによっては乗り換えた方が良い場合もあったりします。
そして、機種を変更した際は保険の更新や追加で許可申請が必要になります。
私は、この辺もデメリットだと感じました。
ドローンに対する理解が少ない
最後に、個人がドローンを仕事にする事について。
これが、一番だと思いますが、個人がドローンで仕事をするのは意外と難しい問題が多くあります。
まず、ドローンの仕事依頼でドローン撮影に対しての予算が少ない。
ドローンを飛ばすのにあたって、飛ばす側はリスクやデメリット、諸経費もろもろなどを考慮して、それなりの金額が必要になってきます。
ただ、個人に頼む会社はそこまでの予算が出せない事が多くあります。
個人に頼むから安いだろうという事で、予算がわないのでしょう。
その辺は、しかたないのかと思いますが、ただ、金額を下げてまでリスクを背負って飛ばす事は出来ない仕事だと思います。
そこが、やはり私にとって難しい問題だったと思います。
安く受けて、テクニックでカバーすれば良い話かと思いますが、ただ、これだけは忘れてはいけません。
最悪、人身事故が起きたり、場合によっては逮捕されたりする場合があるという事です。
それだけのリスクを背負って、予算が無いまま、補助人をつけられなかったり、安全面に欠けた状態で飛ばす事などはやりたくありませんでした。
まとめ
ドローンを使っての専門的な仕事、ソーラーの管理や住宅の屋根の撮影など、なら良いと思いますが、私みたいに個人でリスクを背負ってドローンで仕事するのは、あまりメリットがないと感じました。
おまけに、3ヶ月ごとの報告や練習はしなければいけません。
それなら、私にとってはデメリットばかりなのでドローンで仕事するのは辞めようと思います。
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